国際結婚の壁

しかし、国際結婚には独特の難しさが存在すると著者は主張している。婚姻関係を続けていくためには自国に住んでいる者が相手の書類等を用意しなければならず、相手国に来た者ができることといったら皆無なのだ。離婚の際になれば、自国に法律だけではなく相手国の法律も知っておかねばならないため複雑な問題である。

親権問題は複雑で、自国に子どもを勝手につれて帰ったりすれば誘拐として訴えられることもあるのだ。よって国際結婚は「生き方」を尊重するためだけには危険な面もあるため、注意が必要となる。

 これまで結婚前の女子大生の結婚観や離婚、国際結婚等についてみてきた。男性はこれまでの生活パターンを変えずに続行しているが、女性は自ら動き始めている。われわれの社会的最小単位は家庭であったものが個人にまで分割されてきたのだ。これまでは家庭が大事とされ、主に女性は妻・嫁・母の3つの性的役割分担を与えられてきた。